2007/02/07 さて、今回は政治ニュースでも。 例の「マシーン発言」は、たいへん恐縮しながらも語られた言葉であったという話題もあって「比喩としてこのような言葉しか思い浮かばず申し訳ないが、ちと少子化はまずいのではないか」という文脈で受け取っていたので「辞任せい」とまで騒ぐ理由が僕にもわからなかったけど、今回も「健全・不健全」でなにやら揉めているらしく、別の記事から引用すると「厚労相は『若い人たちは結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる』と指摘。国立社会保障・人口問題研究所の05年の調査で『いずれ結婚する』と回答した未婚男女の希望する子どもの数が平均値で2人を超えたことを踏まえた発言だった。」との事。 これ「子どもを2人以上持ちたくないのは『不健全』か」などと言うておる人がいるらしいけど、「多くの若者が子どもを持ちたいと考える05年調査の状況は好ましくて健全」と言うことではないのかなー。 子どもを持ちたい人がいて、そして持ちたくない人がいて、まーそーゆー状態でも少子化に歯止めがかかりそうな具合も垣間見えてよかったねぇ、って。 違うのかな? 「結婚なんてしないで私は老いていく」って考えの人を「不健全」って言っているのではないように思うのだけれど。 わしのニュースに対する読解力がないのかなぁ。 こういう重箱の隅的な事で紛糾しちゃう方が「不健全」だと思うけどなぁ。 政治的発言で最近感心したのは、これかな? --以下引用-- そして記者が、「他の候補の名前も出すべきでは?」と質問すると、 「私が持永さんの名前を出したんじゃないですよ。おかしいですよ、あなた達!」とキレた。 記者が、「知り得た事を報じるのが我々の務めですから」と返すと、 「じゃぁ、知り得ればいいじゃないですか。他の人達も。僕の口から発表する話じゃない!!結果的にAを知り得たからBもCもDも発表しなければならない議論、おかしくないですか!?」 --引用おわり-- わはははは! この件はたいへん愉快。 報道の負け。頑張って知り得て下さい、みたいな。 ついでだから「あるある」の件に関しても。 正月に「たけしのお笑いウルトラクイズ」を見て水準の高い出来上がりに満足していたのだけれど、いまや視聴者も芸人さんたちのポジションを測るようなスキルを身につけているから「ひどい目に遭う事が一番おいしい」という状況が先ずあり、だから「芸人として『おいしくない事』がひどい目」という風な新しい状況も生まれ、さらには「おいしくないという『ひどい目』に遭わされたから『おいしい』」などというわけのわからない状況すら生まれ、さらにそれらを踏まえた上での別の新たな状況もあって、なにやら面白い事になっておる。 そういうテレビというメディアで「あるある」が起こったのであるから、テレビに対してそう腹を立てても仕方がないと思うけど。 テレビが持つ「信頼ある公器」って幻想なんじゃないのかなぁ? そういう「幻想」と上手に付き合えばよいのに、と思う。 ―と、ここまで書いて「あっ!」と思った。 もしや世の中は、今回「糾弾」という形で「幻想と上手に付き合っている」のではないのか、と考えてしまったのだ。 なぁんだ、皆、楽しんでおったのか。すごいな、と。 2007/02/15 一週間前のニュースです。 非常に書きにくいけれど書いておきます。 --以下引用。 常盤台交番から踏切までは約20メートル。 宮本巡査部長は午後7時ごろ、線路内に入った女性をいったん保護。 交番まで連れて来たが、逃げ出した女性が再び線路内に入ったため、追いかけ、事故に遭った。 --引用ここまで 事故から一週間たった今、このニュースは全く別のニュアンスで語られているような気がする。 不幸にして故人となった警察官に報いるためには、彼を組織的・国民的英雄のように祀り上げるのではなく、まず、同じような不幸な事故が二度と起こらないように考えるべきなんじゃないのかな? 死なない事・死なせない事。 そういう意味で、東京新聞の記事にある「宮本さんも、もう一人、警察官がいれば轢(ひ)かれないで済んだはずだ。」という部分が示唆に富む。 んで、今日のニュース。 このニュースがニュースたる価値が自分にはよくわからない。 企業の不祥事が相次ぐ中で、神奈川県内の顧客の幸福を奪い、今後、なし崩し的に全国に広まる可能性のある悪法の成立を果敢に阻止するべく、 企業努力をキチンと行った。さすがJT!ディライト!という「ほのぼのニュース」かな? 健康は大事だけど、副流煙以外に人体に悪影響を与える物質をバカバカ喰らい吸い込んでる事に無自覚な人が「ケンコー・ケンコー」と精神的不健康を前面に押し出しながら行っている嫌煙ファシズムは、ちと違うと思うんですよね。 なんとなく「捕鯨禁止ファシズム」に通じる、いやぁないやぁな感じを受けてしまうので、煙草は(少々の意地もあり)やめられない。やめた時点でファシズムに屈する事になってしまうような気がするのだ。トホホ。 無自覚に「ケンコー・ケンコー」などと叫んでおるから「あるある」のような社会的不健康な状況が生まれてしまうんじゃないのかなぁ。 あと、いろいろと、書き足し。 吾妻ひでおの「失踪日記」には、職務質問からはじまる、涙なくしては読めない「実話」が描かれているのであった。 BBSで紹介のあった漫画「ノンポリ」読みました。―ん、なるほどね、みたいな感じ。無用の露出…けっこう多いですね。 ナンセンスだけど「ポリタン」って漫画がむかしありましたね。「ノンポリ」って名前と警察漫画という繋がりから連想してしまった。 ちなみに、とり・みきのギャグ漫画です。 2007/02/17 本日付で、etc.カテゴリに前回のINDEXとTOP画像を追加しました。 そして、このサイトではお馴染みの土ノ子さんのブログをリンクに追加。 福岡では警察署や交番に既に来年度用の募集ポスターが貼られていたりします。 画像は婦警さんと無縁なので紹介は割愛。 キャッチコピーは「覚悟は、あるか。」でした。 いいコピーだと思います。 僕が婦警好きのくせに警察官を就職先に選ばなかったのは「覚悟」がなかったからです。 では、今の職に就く時に「覚悟」はあったかというと…。 ―うん、確かにあった。そして、夢もあった。 僕が採用試験の面接官だったら「ポスター見たと思いますが、どんな『覚悟』で来ましたか」って、まず質問するかなぁ。 2007/02/21 昨日か今日あたり、42万Hit。 本日付にて「四重奏 006」更新。 鹿児島のニュース。 『県警は「謝罪の意思はあくまで警部補個人の考えだ」と述べ、県警の考えは県議会で表明するとした。』とあるけど、 組織としての謝罪は、それも謝罪するかしないかは県議会まで待っててね、って事なのかな? 個人に対する謝罪はもちろんだけど、県民に対する謝罪も一刻も早く、組織としてやった方がいいと考えてる僕のような者には、こういうコメントの奥にある意図がサッパリわからない。 謝罪のタイミングって、その組織の危機管理能力が問われる重要なポイントだと思うので、なんだかねー社会の危機を守る組織がそういう態度ではねぇ。 逮捕した被疑者が「県議会まで黙秘します」って言ったら、どうするんだろう? さすがに「踏み字」はやらせないと思うけどね。 情けないニュースだけでは仕方がないので、中国のニュース。 いいねー。 海外のニュースというのが、やや残念なり。
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