2009/07/06 4日、土曜日の朝日新聞の朝刊にオピニオンなるコーナーがあり、そこで飯田裕久なる人が実に興味深い論を展開していた。 ここ近年の警察リクルートに対して、僕が感じていた違和感を上手く言語化している感じがした。 興味のある方は図書館などに行けば新聞の閲覧などもできたりする場合もあるのではなかろうか…などと思うがそういう利用をした事がないのでよくわからない。 お話変わって、このニュースは、まあこの様な事があったという程度に触れるにとどめよう。以前、福岡県警小倉南署で起きた事件で抱いた感想と大して変わらない。感想が大して変わらないということは、再発する可能性が大きいということだ。 ところで、小倉南警察署とは別に小倉北警察署というのがあるんですけど、先月末に新庁舎になったらしい。(リンク先の写真は現時点では旧庁舎です) 私が見たところ、新庁舎は、言ってみれば勘違い著しい外観で、何故このような高層建築物が必要なのであろうかなどと首を傾げてしまうような造り。 はあ、もったいないもったいない。 さて、最近の私は、ブックオフにて購入した町田康の小説を数冊読み、面白いなーと思っている。 巷間話題の「1Q84」は、まだ買ってもいない。 で、最近、WEB上の創作でちょっとスゴイ作品を読んだので紹介しておこうかな。 2ちゃんねる系のまとめサイトで「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」という名前のサイトがある。 オカルト板なんて怖くて覗けないような僕がついついこのようなサイトを見つけてしまった。 これも何かの運命か? ここに投票によって決められる殿堂入り作品なんていうのがあって、殿堂というだけあって…まあ、夏だからいいんじゃないっすかみたいな、僕だけこういう思いをするのは癪だから、ちと皆さんも読んでみませんかと言うか、マジでこういうの苦手な人は読まない方がいいとは思うのですが、まあ、読んでみるのもいいんじゃないでしょうか的にお勧めの一本をご紹介する。 現時点で同率10位のところにある「リアル恐怖新聞」 計算しつくされた感じがすごいな、と思いました。 そして、このサイトには、殿堂のさらに上という「無双」なるカテゴリがある。 そこに掲載されている連作「師匠」シリーズもお勧めです。 「リアル恐怖新聞」も一連の「師匠」シリーズも実に味があるなあと…。 2009/07/09 いったい警察は何をやりたいのか? 理解不能である。 全ての掲示板開設者やトラックバック・コメント欄をオープンにしているブロガーを犯罪者予備軍にした。 警察法第2条を引用する。 (警察の責務) 第2条 警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもつてその責務とする。 2 警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、 いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあつてはならない。 次に、リンク先のニュースから神奈川県警のコメントを引用する。 「法令の解釈で抜け道があるようなものです。違反とみなされれば、罪に問われることが考えられます」 まず神奈川県警は今回、自らが犯した警察法に対する違反とその罪について深く考えるべきだよ。 今まで、そして今でも、国内サイトで海外の無修正画像があるサイトへリンクしているところは多いと思うけれど、そういう部分に対して何の啓蒙もしてこなかったのに勝手なものだと思う。 なぜ今、児童ポルノがらみで逮捕かという部分にも嫌悪感を感じざるを得ない。 警察が勝手に法律を広義に(自分たちに都合よく)解釈するなんていうのは現に慎むべき事柄であり、それこそ法の「抜け道」を利用した行為だと思うのだけれども、そういう意識が神奈川県警には微塵も無いらしい。まあ、神奈川県警に限らずどの自治体警察にも無いのだろうけれど。 いや、実をいうと、この日記だって特定の文字列で検索したGoogleのページにリンクをしたりしている。こういうやつ、幾つかあるでしょう。 これすら危ないということになるのかな?(こちらにその意図は皆無なのだけれど、検索結果のページから数クリックで海外にある日本人向けの無修正動画サイトに飛ぶことが出来る) これで逮捕ですか、と笑おうにも笑えないし、リアクションに困る。 日本海の向こうからミサイルが飛んできて国内のどこかに(もちろん我が身の上でも構わない)着弾した方が少しはマシだ、などという気分にさせてくれるニュースでした。 2009/07/22 23日付でINDEXとTOPページの画像を新しくしました。 やっと夏らしくなった…。 ニュース。 なんか中途半端なのだなあ、こういうニュース。 大会開催中なら通常は一般観客は入れると思うから、この件が不法侵入に当たるのかどうかよくわからないのだなあ。 記者の人はそのような疑問を持たないのだろうか? ストーカー関連のニュース。 こういう部分の一方で、先ほど触れたニュースや、日記でたびたび触れたネットでの犯罪予告やら職務質問系やらのなんら精査の行われない(と、私に思わせる)出来事も数多く、なんだか激しくバランスが悪いような気がしないでもない。 ところで、今日は日食などという現象があり、我が勤め先でもお昼近くは何やらそわそわの雰囲気であった。 そして、お昼休みも近いので、もしやこのタイミングで警察署などに行くと、婦人警官のお嬢様方が大挙して表に出て空を見上げているのではなかろうか…などと、天体が織り成すスケールの大きな出来事から遠くはなれた実に日常的な妄想に陥ってしまい、日食見物…いや仕事どころではなくなってしまった。 誰か、日食中に警察署に行ったものはいないか?話を聞きたい。むずむず。 追記的ニュースとしては、警察官募集ポスタータレント版はなにやら難しい漢字の忽那汐里という女優さんでした。 某大学に脚を踏み入れる機会があって、そこで見ました。なので、もう既知の情報という方も多いかな。 あと、「十階のモスキート」の廉価版DVDがNIKKATSU COLLECTIONから発売。 デラックス版を買いそびれた人(わしじゃ、わしじゃ)はこの機会に。 この発売に合わせてデラックス版中古DVDの値崩れがはじまったようです。以前にAmazonを見たときは一番安い中古が2万円以上の値段だったと思います。 2009/07/30 北海道のニュース。 午前1時じゃあ、酒が入っていてもおかしくないかな。 で、この警官はどうするべきだったんだろう。 「飲んじゃったから、誰か他の人が行ってください」って管轄の署に言うべきだったのかな。 勤務体制には、こういう場合のレスポンスも考慮されているのかな? なんだか、警察が進めてしまった「交番の統廃合」の歪みのような気がしないでもない。 また、今回のニュースで思い出したのはこのニュース。 「午前7時半ごろ、朝食を取りながら、500ミリリットルの缶ビール1本と焼酎1杯を飲酒。昼寝をして午後1時半ごろに起き」車を運転した、とある。 自堕落な私の生活に照らし合わせてみると、午前2時まで飲酒し、翌朝、出勤のため午前8時に車に乗って家を出た、という非常にありえそうなシチュエーションなのだけれども、こういう生活は一般的ではないのだろうか? ありえそうな、と書いたのは、今は老人となり、肉体的になかなかそうもいかないのだけれど、若い頃は実は上記のような状況が日常だった。 てか、誘われると、断るという発想もなかったし(まあ幸いにして楽しいからであって辛いけど付き合うというのはほとんどなかった)、「明日の朝は早朝出勤で7時には会社にいないといけないんですよ」と言おうものなら「じゃあ6時半まで飲めるな」などと返されるのが常だった。 ここだけの話だけれど、飲みの席にお嬢さんがいらっしゃるようなケースでは必ず車に乗っていった。もちろん「送り狼」になるのが目的である。そういう時代だったんだろうか?でも、公共交通機関が網の目のように発達しているわけではない地方ではそうでもしないと酒が飲めないという状況もあったし、その状況は現在でも改善されてていないと思う。 ちょうど一ヶ月前の日記に「ドライバーの自分からすると、飲酒運転の厳罰化とか運転時における携帯電話の使用の規制あたりにも、釈然としない何かを感じるのだけれど、これは別の機会に書くことにしよう。」などと書いているので書いちゃおうかな。 飲酒運転の厳罰化に関しては福岡市職員が起こした事故が大きなムーブメントのひとつになったと思う。 ここで発生するのが「被害者感情」という厄介な代物なのである。被害者の方に対して云々するわけではなくそれを受け止める側の問題なのだけれども、被害者側が厳罰を望むのは特別なことではなく当たり前のことであるからして、あまりにも被害者の立場に偏りすぎてしまうと感情的になる。 感情的になる、ということは、冷静さを欠く、ということに繋がってしまうから、例えば「法整備」などという立場にいるときに本質を見落としてしまう可能性が大きくなる。 実際に厳罰化の後、逃げた方がよいという発想でひき逃げが増えた、とするトピックもある。 こうなってしまうと著しいバランス感覚の欠如が法の上にあるということになるから、法改正というより法改悪と言った方が正しいような気がするんですね。 あと、やはり日記に書いてた、携帯電話の件なのだけれど、運転中の携帯電話使用による事故が増えたという件は、運転中に携帯電話を使用する、という行為が増加したのだから、現象としては当たり前の事である。 であるからして、その増加した数字が交通事故の増加にいかに関わっていたか、つまり以前と比べて交通事故が増えた、その増加した件数の中で特異な数値を示したのかそうでないのかというのが問題になると思うのだけれども、そういう部分はどうだったのだろうか。 「携帯電話の使用による交通事故の増加」という現象が、「わき見運転」や「前方不注意」の具体的な理由として「携帯電話使用」が挙げられるようになったことが原因だったのならば、敢えて禁止を法制化する必要もなかったのではなかろうか、などと思うのですよ。 「釈然としない何か」の正体が上手く纏まらないけれど、いい機会なので言語化しここに残すことにしよう。 最近の読書。 「サムライ・ノングラータ」全二巻。 冒険小説というジャンルをあまり読んだ経験がなかったのだけれども、時にはこういうのもよいなあ。掛け値なしの娯楽作、といった趣きである。 読後、丸谷才一「笹まくら」にとりかかる。
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