2009/11/14 15日付にて、INDEXとTOP画像を更新。今回は白シャツ特集。 最近のニュースから。 これ不思議なのは、なぜ皆こうも必死なのかという事なんですよね。 捜査するほうが必死なのはわかるけれども、周囲は無駄に騒ぎすぎじゃあないのだろうか。 ご遺族には申し訳ない書き方になるけれども、この容疑者は殺人容疑ではなくて死体遺棄の容疑なのだから。 そういう意味では、懸賞金の一千万というのもバランス感覚に欠けているような気もします。 何か人の興味を著しくそそる何かがあるのかな? 僕の場合は、千葉県警の大失態としてこの事件を見ているのですが。 さて、先月少し書いたニュースに関して、こういう記事があった。 女が車で被害男性と会ったと供述しているのに指紋が拭取られていたので不自然だというニュースらしいけれども、これ「真犯人」なるものが別にいた場合だって、時間軸で考えれば、男女が会う→男女が別れた後、第三の人物が現れ、自殺に見せかけて殺人に及ぶ→その第三の人物が証拠隠滅のため指紋を拭取る→その際に女性の指紋も同時に拭取られてしまう、となるわけであるから、女性の隠蔽工作を強調する記事になるのはおかしいと思うんだよなあ。 推理小説をそんなに読んだことがない僕がこういう事を考えてしまうのに、捜査機関が「県警は車内に女の指紋がないことは極めて不自然」などと短絡的に発言していいのかしら? 愛知のニュース。 この女子高生の部分を婦人警官に置き換えたら私も犯罪者ですか。馬鹿馬鹿しい。 9月末のニュースをあさっていると、2ちゃんねる系のブログに当日のニュースの記事の内容があった。 記事によると「女子高生に不安などを与えた県条例違反」らしいけど、捕まった背景には「職員の後ろに並んでいた別の女性が目撃」とある。 となると、撮影自体は女子高生に不安を与えていなかったわけで、女子高生が不安を感じたのは、撮影されていましたよと教えられた後という事になる。そういうのを含めて腑に落ちない記事なんだよなあ。 そもそも報道機関が、こういう内容を「はいそうですか」的に記事にしてしまって大丈夫なのかな。隠し撮りが必要な告発的な報道の際に、自分の首を絞めると思うけれど。 また、先のサイト「アルファルファモザイク」の反応には「警察は身内に甘い」という書き込みが多く、そういうのにも危うい匂いを感じる。 さらにいろいろと調べておると、危うい匂いは最高裁判決(PDF)にもあり、この判決は、では女性の臀部を強調するファッションは猥褻物ではないのかという意識の欠如があり、こういう危険思想の持ち主というか、あらゆる面から思考出来ない裁判官を国民審査の時に罷免したいとすべきなんだろうな。 さらに馬鹿馬鹿しいと思うのは、このような場で自分の婦警撮りを正当化(?)しないといけない社会に暮らしているという点なのだけれども、自分が正しいと思っていることはつづけるしかない。 こんな私にも憲法は幸福追求権や表現の自由を保障しているので、官憲のお嬢様方にあっては撮影される程度で不安を感じないで欲しい。相手が不安かどうかなんて、自分の線引きでOKと思って行動している撮影者にはわからないのだし、「不安に思ったから不安なんです!キィーキィーッ!」という甚だ不確定な要素を基準にして人の行為を抑制しようなんて論理的な思考能力に著しく欠ける者がやる行為ではないか。 あまり考えると鬱になりそうなのでWikiの「四畳半襖の下張事件」の被告人や弁護側証人の名前を眺めながら、ヘタレの自分も最後の砦を守る時は戦う勇気を持たねばならぬのだと肝に命じることとしよう。キィーキィーッ! 先日、奈良で法治国家にあってはならない恐るべき出来事が起ったのだけれども、これはまた別の機会に。 2009/11/17 前の日記で「別の機会に」と書いた、奈良で起った法治国家にあってはならない恐るべき出来事について。 これよく逮捕状が発行されたものだよなあ。 逮捕状を請求する警察も警察だけど、発行しちまった裁判所も裁判所だ。 警察が逮捕状を裁判所に請求するというシステムは三権分立の精神に基づくものだと僕は思っているので、基本的にこの三者には独立はもちろん、対立しておいて欲しいのですね。 裁判所的に「司法機関として、そう簡単には行政のいう通りには動かないぞ」みたいな。 また、痴漢の冤罪が巷間話題になったせいで、警察には精緻な証拠収集をするように通達が出たと思うのだけれども、痴漢じゃないからよいかあ、なあんて思ったのかな。 あと、もうひとつびっくりしたニュースが、少し前のものだけれどもこれ。 どこに驚いたかというと「家出と知りながら子どもの友人2人を自宅に1日宿泊させた疑いで30代の女性が書類送検された」という部分ですね。 状況から判断すると「今日はうちに泊まっていきなさい。明日、おばちゃんが家の人に電話するから」みたいな印象を受けるので、これで書類送検というのは何か間違っているのではないか、という。 報道でよく感じるのだけれども、記者の人って、こういう状況に疑問を持たないのかな? 僕の受けた印象が不正確なもので、この30代女性の行為が、個人的にたいへん気に食わない言い方だけど「社会通念上不適切」な行為で書類送検されて当たり前って思わせるようなものだったなら、それが伝わるような記事にしてほしいものだと思う。 でないと、僕のような人間は、沖縄県警は馬鹿か、と思ってしまい、最後の少年課のコメントにも反発すら感じちゃうんだよね。 高校時代の夏休みに、卒業して車を買った先輩が「ドライブ行こうぜ」とか、夜(そう、なぜか休日であっても、夜なのだ)、電話してきたりするのって、あの青い青い時期には当たり前のような気がするのだけれど、そういうのも今や条例違反で取締りの対象ですか。ただし、当時、そのような事がよい事であったか悪い事であったかは記憶にない。まあ「よい事」ではなかったものの「悪い事」というよりも「感心は出来ない事」ってくらいのニュアンスではなかろうか、とは思うのだけれども、少年少女にとってはそういう事が楽しいのだから仕方ないよなあ。 彼ら彼女らの楽しみを一方的に奪うというのもどうなんだろうね。 記事の中に「不良行為」の件数が過去最悪、みたいな記述があるけど、厳しい決まりで不良行為を定義しはじめるとその数字は上がっていくのだから、統計としても疑問なんだよなあ。 最近読んでいる本があって、初出は十年ほど前なのだけれど、そこに「大正・昭和初年とおおらかな時代があって、昭和10年代は真面目な時代だった」というような記述があり、それを読みながら、ということは今の日本も10年以内に戦争かあ、などと考えてしまい、自分の単純な妄想力に、なぜだか可笑しくなってしまった。
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