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 ちょっと変な話を書きますね。

 皆さんも興味がある婦警さんの制服についての話です。
 婦人警官も公務員だから、その制服というものは入札によって委託業者が決定され、自治体から発注が行われるわけですよね。

 この制服の製造を受注する業者が各自治体にどのくらいの数あるのかというのを私は不勉強で知りません。ですから、ある自治体では、毎回毎回、たった一つの業者が上手く落札しつづけて、制服の供給を一手に担っているのかもしれない。また一方では、複数の業者による厳しい競争の末に落札が決定している自治体もあるのかもしれない。
 さて、後者の場合、つまり異なる複数の業者が競争をするという場合ですが、ある年の制服と別の年の制服に小さな小さな違いがあるのかという疑問。そしてまた、自治体によっても何らかの違いがあるのかという疑問が同時に湧きました。

 それが、この文を書くきっかけです。

 ただし、基本的に「制服」である以上、そこに違いがあってはおかしいですよね。
 でも、それが入札である限り、しかも、ある条件を厳密に満たした物を作るという条件の元での「入札という名の価格競争」を行う限り、業者はなんらかの「他社との差別化」をしなくてはならない。材料の仕入れを安く押さえる、とかね、そういうやつ。
 まぁ、逆に服飾メーカーにとって「警察官の制服を受注する事」が他の仕事をする上で「他社との差別化」になりうる場合もあると思うので、赤字覚悟で競争に臨む場合もあるでしょう。

 婦警さんの撮影を趣味のひとつにしている私ですが「この制服とこの制服は微妙に違う」という事例にはまだ出会ったことはない。
 ―というか、ある時までは、そういう事例に出会ったことがありませんでした。
 では「ある時」というのは、いつ如何なる時だったのか、というのがこのお話の本題です。

 長い前置きの後に「本題です」と言っておきながらも、話はここから枝道に逸れます。

 盗撮ってありますよね。色々と世の中を騒がしているジャンルです。スカートの中にカメラのレンズを入れたり、トイレやお風呂に入った女性をこっそり撮影するというアレです。
 この盗撮の中にも多くのジャンルがあって、そのひとつに「赤外線撮影」というものがあります。私にはよく仕組みがわからないのですが、多分、光の要素で目に見える虹の七色の外に「紫外線」と「赤外線」があり、その目に見えない「赤外線」に反応した部分が撮影される、というものでしょう…きっと、多分。
 そういう方法で撮影すると衣類が透ける場合があるのですね。
 水着の女性を赤外線撮影して乳首や陰毛が写ったり、薄着の季節だと街ゆく女性の服が透けて下着のラインが露わになったり、そのような盗撮作品が販売されたり、お金を払わなくともネット上に画像がアップロードされていたりしています。
 この赤外線撮影、着ているものが何もかも透けて写るというわけでもなく、透け具合はその生地に左右されるようです。しかも、薄い生地がよく透けるというわけでもなく、その生地が赤外線をどのくらい透過させるのか、というのが透け具合を左右するようなのですね。

 さて、ずいぶん遠回りをしてしまいましたが、本題…というか結論です。

 赤外線撮影で婦警さんを写した場合、自治体によって、生地の材質が違う事が判ったりします。
 また、今後、同じ自治体でも撮影した年度によって違いがあった、という報告の可能性も無きにしも非ず…かもしれません。

 さて、私が知っている中で、最も危険な自治体は……(以下自粛)


  〜おしまい〜




2006/09/15

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