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25.

金髪の少年のカウントダウンが終わり、彼の手が葉子の臀部に差されたホースを掴んだ。

「約束だ。抜いてやるよ。面白かったぜ、警察のねぇちゃん。」

ズルリ、と粘着状の感触を残しながら葉子の肛門からホースが引き抜かれ、
その瞬間、彼女はそのままグッタリとその場に倒れこんだ。

「コラ!誰が休んでいいっつったんだよ!」

金髪の声が響き、その靴先が葉子の腹に差し込まれた。
その爪先は、うつ伏せに倒れた葉子に再び四つん這いに戻るように促している。
しかし、その無言の催促よりも、腹部に受ける刺激の方が葉子には辛かった。

「―お、お願い…お腹に…お腹に触らないで。」

葉子は、精一杯の声を振り絞って、そう言った。
便意は限界に近付いていた。

「んー、なんだとぉ?そんな約束は、し・て・ね・え・なぁ。」

葉子の弱みにつけ込むように、金髪は自分の口調に合わせて靴の先で葉子の腹を揺すった。

「ゃ、や…ぃやっ、ゃめて―もぅ…」
「もー、じゃねーだろ!休むなっつってんだよ!ケツ上げとけ!」
「―もぅ、ぃゃぁ、許して…」

葉子は、半分、泣き声になりながらも、腹部へのこれ以上の刺激を避けようと、
渋々と言われるがままに腰を上げた。
その高く差し上げられた臀部の右の膨らみを、金髪が鷲掴みにして言った。

「糞が出そうなんだろぅ。」

そして、さらに金髪の親指の腹が葉子の肛門に当てられた。

「ココから、出そうなんだろぅ。栓をしといてやるよ。」

そう言うと金髪は片手に持っていたリボルバー拳銃の弾倉をイジェクトさせて、
そこから弾丸をひとつ取り出した。

「フン。ピストルの弾っつーのは、座薬みてぇだな…。」


26.

葉子は肛門にひやりとした冷たさを感じた。
弾丸の先が肛門に触れたその感触は新たなる刺激となって葉子の便意を加速させる。

「もぅいゃぃやぁ。」

額にべったりと脂汗を滲ませながら葉子は必死に首を左右に振りつづけるが、
金髪は容赦なく弾丸を彼女の肛門に押し込んでいく。
丸みを帯びた弾丸の先端が葉子の体内に呑み込まれる。

「ハイ。まず、いっぱぁーつ。」

そう言いながら金髪は二発目の弾丸を弾倉から取り出す。
二発目の弾は、葉子の肛門から顔を覗かせている一発目の弾丸の後部の脇に当てられた。

「!…う、ぃたぃ!」
「痛かったら、力抜けぇ、このヤロウ!」

罵声とともに金髪は二発目を力ずくで葉子の肛門に押し込みはじめた。
排泄を我慢している葉子は、その部分の力を抜く事ができず、
肛門表面の筋肉を引き締めるようにすぼめるしかなかった。

便意に耐えようと肛門に力を入れたせいで、先端だけが挿入されていた二発目の弾丸は、
金髪が力を加えようとする前に、葉子の体内に吸い込まれ、一発目の弾丸の横に並んだ。

「ぷっ!―また咥え込みやがった、この女。」

その様子を見た金髪は思わず吹き出した。

「も、もぅやめてぇ」
「まだ弾は残ってんだよ…っと。―さて、三発目」

葉子の肛門に横に並んだ二発の弾丸の下の位置に三発目の先端が当てられた。

「ホラ、またテメェで吸い込んでみろ!」

金髪は弾の先端だけを差し込んだまま、葉子にそう命令した。


27.

葉子には金髪の命令に従う気持ちはまったく無かったものの、
38口径の弾丸三発の直径に広げられた肛門から、体内に溜められた水道水とともに、
腸の中の汚物を排泄してしまうという醜い行為を晒すまいと、必死に肛門括約筋に力を込めた。

ズル。

鈍い感触と痛みを伴いながら三発目の弾丸も葉子の肛門に喰い込んでいった。

「―さぁてと、発射してない弾、一発は残しとかねぇとなぁ…」

金髪は葉子に聞こえるようにそう言って、メガネの少年が無線機を撃った空の薬莢を取り出し、
拳銃の弾倉を丁寧に閉じた。

「んんー。こいつはココだな。」

葉子の肛門には三発の弾丸の後部が逆三角形を描くように差し込まれている。
金髪はその逆三角形の中央部分に薬莢を押し当てた。

「ククク、今度は少し痛いかもなぁ。」

軽い口調で言い放った金髪は、薬莢の尻に親指を当てて、
逆三角形に並んだ三発の弾丸の中央に、その小さな金属の筒を力任せに差し込んだ。

葉子の頭の中に「メリ」と鈍い音が聞こえた気がした。

薬莢が差し込まれたせいで、三発の弾丸は一気に葉子の肛門を押し広げた。

「ぃぎゃぁ!」

痛みに耐えかねた葉子の叫び声が公衆便所全体に大きく響いた。


28.

「ぅぐぅ…ぐぅぅ…」

便所の床に腹這いに倒れながらも、葉子は痛みと便意に必死の抵抗を続けていた。
肩で大きく息をしながらも、少年達の前で排泄行為という醜態を晒すまいと、
奥歯を噛みしめ、喉の奥で呼吸していた。

「ククク、我慢強いねぇ。さすがだねぇ。」

そう言いながら、金髪は、うつ伏せに倒れた葉子の腹に、また靴の先を押し込んだ。
そして、爪先で葉子の腹を軽く蹴りながら言葉をつづける。

「でもなぁ、その我慢がいつまで持つのかなぁ?糞、してえんだろぅ、ひり出してぇんだろぅ。
 その汗びっしょりの顔がそう言ってるよ。」
「ゃ、触らないで、お腹はやめて…出る…出る…」
「バァーカ、も少し我慢しろ!お巡りだろうが!」
「ゃ、ダメ…もぅダメ。―お願い、お願いだから…トイレに、トイレに行かせて…」

葉子がそう哀願の言葉を口にしたとたんに、メガネの少年の明るい笑い声が響いた。

「アハハハハ…なに言ってるんだい、婦警さん。ココが便所なんだよ。」

その言葉に金髪の声がつづく。

「ククク…糞を堪えるのに必死で、自分がどこにいるか解んなくなったのかよ、てめぇはよ!」
「ぅう…ぅうぅうぅう…」

少年二人に嘲笑を受け、便所の床に顔を伏せた葉子の目から大粒の涙がこぼれた。
そんな葉子にメガネの少年が話し掛ける。

「遠慮しないで、ココでやっちゃえばいいじゃん。便器もあるんだし…それに―」

彼は言葉をつづける。

「―ギャラリーも呼んできたよ。」

葉子は、汗と涙にまみれた顔で、ちらりと個室の入口に眼を向けた。
―そこには、メガネの少年とともに三人の浮浪者が立っていた。

その薄汚れた男たちは、相変わらずの、どろりと濁った死んだ魚の眼で葉子を凝視していた。


  -つづく-

 

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