婦人警官 汚辱 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 |
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53. 口の中いっぱいに広がった髭面の精液の不快な臭気と、 口腔内部にネバリとまとわり着くその感触に耐えきれず、 トイレの床に座り込んだまま何度も咳込む葉子の腿の付け根に、 背後から、猫背の両手が回りこんできた。 「あ!」 彼女が小さく悲鳴をあげた瞬間、葉子の腰は猫背の腕によって、 抱え上げられるように高く持ち上げられた。 「…ぃやっ!」 ―そう叫んだものの、葉子の両肩に髭面の両手が重くのしかかってきた。 「この期に及んでうろたえるんじゃねぇよ!大人しくしとけよ!」 髭面の声が聞こえると同時に、葉子の性器を猫背の指先が襲った。 その指先は乱暴に葉子の性器をまさぐる。 「―ちっ!この女、濡れてねぇぞ、チクショウ!」 猫背の指先は、いらつくように、さらに激しく性器を触りつづけた。 葉子の性器に与えられる不快感は、次第に痛みへと変化してきた。 「ゃ!ぃたぃ!」 葉子は必死で体を起こそうと、全身に力を入れ、両肩を押さえた髭面の両手を払おうとした。 しかし、そうする葉子の頭上から、さらに、髭面の膝頭がのしかかってきた。 それによって、葉子は頭部までも便所の床に押さえつけられる事になった。 「む・だ・な・て・い・こ・う・す・る・な・よ・な!」 髭面は、言葉の区切りごとに膝頭にグイグイと力を加えた。 その度に、便所の床が葉子の額を圧迫する。 既に、彼女は、湿気を含んだ床の冷たさも感じなくなっていた。 54. 猫背が性器をまさぐるのを中断し、業を煮やしたように声を上げた。 「くそぅ!こうなったら…。」 その声につづいて、葉子の背後で猫背が大きく喉を鳴らした。 それは、喉の奥に絡んだ痰を切る音だった。 そして「べッ!」という音がして、葉子の肛門近くにベトリとした液体が吐きかけられた。 さらに、その液体は猫背の指先によって、葉子の陰部に付着させられ、 さらに塗られるように、ねっとりと伸ばされた。 そして、痰を塗る猫背の指は葉子の膣の中にまで入り込んできた。 「ひ!いゃぁっ!」 性器の内部に指を入れられるという不快感と、体内にヌルリとした痰が塗りつけられる感触が、 葉子の背中に悪寒を走らせた。 猫背は、葉子の膣に入れた指を抜いては、彼女の陰部に唾を吐きかけ再び指を挿入し、 内部でそれを往復させるという行為を何度か繰り返した。 「まったくっ!濡れねぇ女だな!濡らさねぇと痛いだけだぞ!」 猫背はそう言って、数度目の指の往復運動を止め、葉子の膣内からそれを引き抜いた。 頭と両肩を髭面によって押さえ込まれていた葉子は、目の先ほんの数ミリの所にある床の表面を、 じっと耐えるように見つめていた。 床の目地が、床ではない何かの不思議な模様に見えてきた。 床表面の小さな模様の粒が微かに振動し、不規則に揺れはじめた気がした。 学校の授業で「ブラウン運動」という言葉を習ったのは中学校でだっただろうか?それとも高校で? ―葉子の脳裡には、そんな、現状と無関係の思いが浮かんでは消えていった。 なぜか、今、自分が置かれた状況に対する考えには、思いが巡らなくなってしまっていた。 55. 葉子の意識を現実に引き戻したのは、彼女の陰部に猫背の亀頭が触れた感覚だった。 「!」 葉子に言葉を発する時間を与えず、猫背のペニスは膣内に侵入した。 彼女は、陰茎の挿入によって、まず膣の中に痰と唾液が塗られた事を、自覚させられた。 葉子の中で猫背のペニスが動くたびに、痰と唾液は猥雑な音を立て、 彼女に、自分の中でそれが泡立っているのではないかと思わせた。 「ゃ!」 性器の中で往復しはじめた猫背のペニスを抜こうとして、葉子は腰を引こうとしたが、 背後から回された猫背の両腕がしっかりと彼女の腰を掴んで離さなかった。 膣内で動かされるペニスには異物感しかなかった。 それは、まるで履きなれない靴で長い長い距離を歩かされている感覚だった。 肛門を弄ばれ、排便を見られ、フェラチオを強要された後の強制的な性行為のためだろうか、 不思議と屈辱感は湧いてこなかった。 ただ、女性として最後に守るべきものが剥奪されていく感覚が、 時折、波のように彼女の心の中に押し寄せてきては引いていった。 ―もう自分の感覚は麻痺してしまったのだろうか。 性器を突かれながら、葉子はそんな事を冷静に考えていた。 さらに、自分が「冷静」である事に対しても、自覚的になってきた。 交番から出かける前の自分の言葉が脳裡に浮かんだ。 「わかりました。今日はひとりで行ってきます。あまり無理しないで下さいよ。」 ―なんで、あんな事を言ってしまったんだろう。 ―あんな事、言わなければ、こんな目に会わなかったんだろうか。 しかし、それは後悔の念ではなかった。 今、葉子の心を満たしていたものは、「屈辱」でも「後悔」でもなく「静寂」だった。 56. 「てめぇはマグロか!」 葉子の心の静寂を裂くように、猫背の罵声が背後から聞こえた。 そして、葉子の腰を抱えるように持っていた手が離され、 髭面の膝頭で押さえられていた彼女の後頭部の髪を掴んだ。 「ぁ!ぃたぃ!」 猫背の手が彼女の髪を強く後方に引っ張った。 「ぐぁは!」 葉子の上体が大きく反らされた。 「今度は、おめぇが腰振るんだよ! 少しは、人を気持ちよくさせる事を考えろ!馬鹿!」 髪を引っ張られる痛みに耐えられずに、葉子は、腰を静かに前後させたが、 さらに、猫背の罵声は続いた。 「馬鹿野郎!そんなゆっくりで気持ちよくなるワケねぇだろうが!」 そう言った彼は、葉子の頭を床に投げるように彼女の髪から手を離し、 再び、両手を背後から、葉子の腰に回し、激しく前後に動かした。 「こうやって動かすんだよ! 一から十まで教えなきゃいかんのか!少しは自分で考えろ! この低脳!」 葉子は猫背の両手によって、腰を振らせられつづけた。 腰を引こうとする葉子を、猫背が両腕で引き寄せる。 膣の内襞と陰茎との摩擦は、徐々に痛みを伴い葉子を襲いはじめたが、 機械的に繰り返されるその動きに、痛みも次第に薄れていった。 猫背の息づかいが、荒くなってきた。 「…そ、そうだよ。…そうやって…締めろ、締めろ。うん…うん。そうだ―そぅ…」 ドクリ! 葉子の体内で何かが脈を打った。 猫背は彼女の体内に射精した。 -つづく- |
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