婦人警官 汚辱 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 |
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45. 「フェラチオ。」 メガネの少年は、あっさりとした口調で、その台詞を口にした。 その言葉に葉子は硬直した。 「なに?婦警さん、フェラチオって知らないの?」 「……」 「なに黙ってるんだよ。知らないのフェラチオ?」 「……」 葉子はまだ、返す言葉を失っている。 「グァァァ!」 突然、白髪の浮浪者の叫び声が響いた。 彼のナイフで刺された太腿の傷口の上に、メガネの少年のスニーカーが乗っていた。 「知らないのって聞いてるんだよ。答えてよ。―知らない?フェラチオ。」 そう言いながら、彼は白髪の浮浪者の腿に乗せた足に力を入れ、傷口を強く踏んだ。 「ヴガァァァ…。ゃ、やめてくれ、にぃちゃん。やめてくれぇ…。」 白髪の浮浪者の声は、泣いているようにも聞こえた。 「…ゃ、やめなさい!そ、その足を…足をどけなさい!」 「じゃ、答えてよ。知ってるの?フェラチオって、どうやるのか?」 「…し、知ってる。知ってるわ。―でも…」 葉子は、言葉に詰まり下唇を噛んだ。 その様子を見て、メガネの少年は吹きだした。 「ぷっ!―わかった!わかったよ、婦警さん!ゴメンよ。」 「ん?」 金髪が、不思議そうな顔で、笑っているメガネの少年を見た。 少年は、金髪へ答えるように言った。 「ハハ…。この婦警さんはね、フェラチオって言葉は知ってるけど、 実際には、やった事がないから、どうしていいか解んないんだよ…ね。」 少年は金髪から葉子へ視線を戻した。 そして、念押しするように、もう一度言った。 「ね!」 ―葉子は、唇を噛んだまま俯くように、ただただ小さく頷いた。 46. 「ラッキーだね、おじさん。彼女、口じゃ、初めてなんだってさ…ふふっ」 そう言って、笑いながらメガネの少年は髭面の浮浪者を見たが、 ついさっきまで、葉子に陵辱を加えていた二人の浮浪者は茫然とした顔で 少年を見ていた。 猫背が抱えあげ、大きく広げていた葉子の両足も、いつの間にか、小さく閉じられていた。 「…ぉ、おい、お前…」 髭面が、怯えた様子で口を開いた。 「じ、じいさんに、…な、何をしたんだ。」 「刺したのさ、見りゃぁ解るじゃん。大丈夫さ。まだ死にはしないよ。 さ、おじさんも素直に舐めてもらったほうがいいんじゃない? ―で、ないとさ…。」 メガネの少年は、再びその足に力を込めた。 「が、ぅががぁぁ…。た、たのむ…。―な、舐めさせろ…はやく。ぃてぇ…だから、はやく…」 「ホラ、白髪のおじさんもこう言ってるよ。早く舐めさせてよ。待ってんだからさ。」 猫背の男は、抱えあげていた葉子を、慌てるように床に下ろして、髭面に向かって言った。 「―は、早く咥えさせろって!あのメガネのガキ、ヤバイって!」 彼は、髭面だけに聞こえるように声を潜めて言ったつもりだったのだろうが、 その声は上ずって大きくなり、メガネの少年や金髪の耳にも入ってしまった。 「―ふふふ。クククク…そうだよぉ、ヤバイよぉ、僕。―それに…」 少年は、ナイフを指先で器用に一回転させ、笑顔から真顔に戻って、猫背に静かに言った。 「僕、『メガネ』って言われるのカチンと来るんだよね、おじさん。」 ガッ! メガネの少年は、今度は、白髪の浮浪者が押さえていた耳を蹴った。 白髪の浮浪者は、ギャッと叫んで、便所の床に倒れこんだ。 メガネの少年が、今までと違った様子で、大声で怒鳴る。 「いつまで待たせんだよ、お前ら!とっとと、フェラチオショーやれよ!」 47. 「わ、わかったから!わかったから、それ以上、ひどい事はしないで!」 葉子は精一杯の声を振り絞って言った。 そして、そっと髭面の方を見て、さらにメガネの少年を見た。 「わ、私が…こ、この人のモノを…口に入れれば…いいのね…」 「―ふふふ…、やっと解ってくれたみたいだね。ただ、口に入れるだけじゃぁダメだよ。 まずは、おじさんのモノを、元気にしてあげなきゃぁね。」 少年は微笑を取り戻した。 葉子の目の前にある髭面のペニスは、今の騒ぎのせいか、すっかり萎縮している。 葉子は髭面の毛深い腿を軽く持ち、だらりと股間から垂れ下がった彼の男根に、 ゆっくりと顔を近づけていった。 「ん」 葉子の唇の先が男根に触れた瞬間、髭面が小さな声をあげた。 葉子は亀頭の先端部分を、静かに口の中に含んだ。 葉子の口の中から鼻へと異臭が抜けていった。 それは、尿の匂いでもあり、汗の匂いでもあり、そして、恥垢の匂いでもあった。 「ゥ、ゥン…」 髭面は喉の奥で咳払いのような音を立てた。 彼のペニスは次第に固く膨張していった。 髭面は「むぅ」と声をあげ、メガネの少年の方を見た。 「…じ、じいさんに、それ以上、ケガさせるなよ。お、俺も楽しむ事にしたからな。」 「ふん。現金なもんだね。」 メガネの少年が鼻で笑った。 48. 髭面の両手が、葉子の頭を掴んだ。 「先の方だけじゃなくって、もっと奥まで咥えてくれよ。」 「ン!ゥグゥ…」 突然、葉子の口腔内に男根が深く侵入してきた。 「…ぃてっ!か、噛みやがった、この女!」 そう叫んだ髭面は、ペニスを葉子の口から抜くように腰を引き、 葉子の髪を掴んだまま、彼女の頭を激しく前後に振った。 「てめぇ、歯ぁ立てんな、歯を!」 「ぅぁぁああ、痛い!す、すみません。ごめんなさい。」 涙声で謝る葉子は、息苦しさに口で大きく呼吸をしていた。 メガネの少年が、それを見て声をあげて笑った。 「ハハハハ!ダメだよ、おじさん慌てちゃぁ…。そりゃぁ、噛まれるって…。 婦警さんは初めてなんだから、やり方を教えてあげなきゃぁ。」 髭面は少年の声を聞いて、葉子の髪を再び強く握りしめ、その顔を上げさせた。 「へ…へへへ。そ、それもそうだな…。」 髭面の濁った目が、涙で潤んだ葉子の瞳を覗き込んでいる。 「ねぇちゃん、俺がしゃぶり方ってヤツをたっぷり教えてやるからな。 先ずは、その口でこいつを根本までしっかり咥えろ。 そうしたら、舌の動かし方とか、いろいろ教えてやるからな…。 感謝しろよ!」 グイと、髭面はさらに葉子の髪を強く引いた。 彼女の目の前に、脂でてらてらと光る髭面の顔があった。 彼は激しい口臭を葉子に吐き掛けながら言った。 「咥える前にだ…俺の目をしっかり見ながら、よろしくお願いしますと、そう言え! じいさん、殺されたくないだろうが!なぁ!ねぇちゃんよ!」 葉子の顔面に、髭面の唾がかかる。 頭部を髭面の両手で強く固定された葉子は、視線を一瞬、個室のドアの方に送り、 そして、諦めたように、涙で腫れあがった両目を、再び、髭面の顔に戻して、 彼に言われた通りの台詞を、口にした。 「…よ、よろしく…お願い…します……」 -つづく- |
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